賃貸VS住宅購入② – 固定資産税&金利の税金控除

9月 6, 2023

先日、アメリカの賃貸VS住宅購入第一弾で、大きな違いは、月々の支払いを自分に投資しているか、いないか、というお話をしました。賃貸の場合は、簡単に言えば大家さんの毎月の支払いをあなたが支払っていることになります。

賃貸価格も不動産価格同様、年々上がる一方ですので、賃貸に住み続けると、数年前に家を購入した方の月々の支払いの額の方が現在の賃貸価格よりも安いなんてことが起こります。さらには、ハウスオーナーは長年住んだ家を売り払う時に利益が出ますが、賃貸は利益が出るどころか、今まで支払った賃料は返ってきません。

このように、アメリカで家を購入した際の利益は賃貸と比べると大きいことがわかります。

賃貸VS住宅購入①はこちら

 

アメリカ不動産 - 税金控除

不動産をアメリカで保持するということは不動産自体の利益のみならず、税金控除という大きなベネフィットがあります。

お住みの住宅で税金を控除できるのは以下の通りです。

  • 固定資産税
  • 金利
 
固定資産税

固定資産税は住宅保持者が年に2回支払わなければなりません。住宅ローンの支払いと共に月々支払っている方が多いと思います。

サンディエゴの固定資産税は約1.25%です。

例えば、$700,000の住宅を購入した場合、固定資産税は

$700,000 x 0.0125 = $8,750 / year

$8750 / 12 = 729.16/ month

という計算になります。

この固定資産税が税金控除になります。


住宅金利

住宅ローンを組む際は、Amortization という返済方法になります。最初の数年はほとんど金利を支払っている様なもので、住宅自体(principal)の支払いは少ないです。それが年々、金利額の支払いが減り、ローン契約の後半には、住宅の支払いの方が金利を上回る仕組みとなっています。この金利も税金控除の一つで、住宅購入直後は多くの金利額が対象となります。

例えば、

サンディエゴで$750,000の住宅を、$700,000のローンで購入したとします。

月々の支払いは$4657.12ですが、一番最初の月の金利と住宅(principal)の内訳は、

金利$4,083.33 + 住宅$$573.78 = $4657.12 

なのです。

 
こちらの二つが総所得より引かれ、ハウスオーナーになったからこそ、可能な税金控除となります。

不動産購入する際には、不動産価格だけでなく、見えないところで有利になることがあります。サンディエゴで不動産購入を検討する際は、お気軽にご連絡ください。


元木満里奈(モース)

不動産エージェント・コンサルタント

eXp Realty : DRE#02195871

marinamotoki@gmail.com

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