September 8, 2023

賃貸VS住宅購入③- 賃貸物件のリスク・レントコントロールについて

サンディエゴで不動産エージェントとしてサポートを行なっている元木満里奈です。前回、不動産を購入した際における税金控除のベネフィットをお話ししました。不動産をアメリカで保持するということは不動産自体の利益のみならず、固定資産税、住宅金利が税金控除対象となる為、所得税の支払いをある程度抑えることができます。賃貸VS住宅購入② – 固定資産税&金利の税金控除はこちらから。今回は、賃貸契約をしている間に起きるかもしれないリスクについてお話しします。賃貸ですので、要は借り物です。できることと、できないこと、そしてリスクがあります。 賃料が定期的に上がる可能性   カリフォルニアにはレントコントロールというテナントを守る法律が存在します。特にこの数年のインフレ率は高騰しており、賃貸価格も急激に上昇しました。私の住んでいるサンディエゴも、年々10%ほど賃料が上昇しています。そんな中で、オーナーが急激に賃料の値上げをできないように、レントコントロールというものがあります。オーナーの都合でテナントを退去させることが難しいルールにもなっています。   カリフォルニア州では、2020年1月1日より、賃上げは12ヶ月に1度、賃料の5%+インフレ率が上限、最大10%までという制限があります。そして賃料を上げるために理由無くテナントを退去させることはできない、という決まりがあります。   レントコントロールの対象外: 築15年以下の物件  一戸建て、またはアパートを1組に貸している場合。(ただし、LLCや会社がオーナーの場合はレントコントロールの対象)  カリフォルニアでは多くの方が、オーナーから一戸建ての家やアパートを借りて住んでいますが、残念ながらその場合はレントコントロールの対象にならず、10%以上の値上げをされてしまう場合もあります。   オーナーの都合で退去させられる可能性 2020年のレントコントロールにて、テナントをオーナーの都合で退去させることが難しくなりましたが、これにはルールがあります。   テナントの過失があった場合 賃料の未払い 物件の破損、問題を起こす等の行為 リース契約の内容の不履行 リース契約更新を拒否 物件を違法な目的で使用 犯罪行為 テナントの過失のない場合|引越し費用負担(一ヶ月分の賃料) オーナーの家族が住む場合 行政からの退去命令 大規模リモデルを実施 *テナントが入居してから12ヶ月以上住んでいる場合が対象です。 つまり、長年住んでいたアパートでテナントに過失がない場合でも、退去せざるを得ない場合があります。特に、市場価格が高騰してしまった今、サンディエゴでは3ベットルームの家賃が長年住んでいた為2000ドルの賃料であった。しかし、退去命令が出た為、これから探す同じ3ベットルームのアパートは3500ドルが相場で支払えない、なんていう場合も少なくありません。…

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September 6, 2023

賃貸VS住宅購入② – 固定資産税&金利の税金控除

先日、アメリカの賃貸VS住宅購入第一弾で、大きな違いは、月々の支払いを自分に投資しているか、いないか、というお話をしました。賃貸の場合は、簡単に言えば大家さんの毎月の支払いをあなたが支払っていることになります。 賃貸価格も不動産価格同様、年々上がる一方ですので、賃貸に住み続けると、数年前に家を購入した方の月々の支払いの額の方が現在の賃貸価格よりも安いなんてことが起こります。さらには、ハウスオーナーは長年住んだ家を売り払う時に利益が出ますが、賃貸は利益が出るどころか、今まで支払った賃料は返ってきません。 このように、アメリカで家を購入した際の利益は賃貸と比べると大きいことがわかります。 賃貸VS住宅購入①はこちら アメリカ不動産 - 税金控除 不動産をアメリカで保持するということは不動産自体の利益のみならず、税金控除という大きなベネフィットがあります。 お住みの住宅で税金を控除できるのは以下の通りです。 固定資産税 金利   固定資産税 固定資産税は住宅保持者が年に2回支払わなければなりません。住宅ローンの支払いと共に月々支払っている方が多いと思います。 サンディエゴの固定資産税は約1.25%です。 例えば、$700,000の住宅を購入した場合、固定資産税は $700,000 x 0.0125 = $8,750 / year $8750 / 12 = 729.16/ month という計算になります。…

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August 30, 2023

賃貸 VS 住宅購入

こんにちわ、サンディエゴで不動産エージェントとして売買サポートを行なっている元木満里奈です。これから数回に渡り、アメリカでの賃貸 vs 住宅購入を比較した記事を投稿して行こうと思います。アメリカの不動産価値は年々上昇することで知られていますが、それに伴い賃貸も同じく上昇します。特にこの数年の間にお引越しをされた方は、この上昇具合にびっくりしたのではないでしょうか?不動産価値が上がるアメリカで、どうやって生き抜く、もしくは成功していけるのか。そこをお話ししたいと思います。 他人の住宅ローン支払っていませんか? まず、賃貸と住宅購入の大きな違いは、月々の支払いを自分に投資しているか、いないかです。賃貸の場合は、簡単に言えば大家さんの毎月の支払いをあなたが支払っていることになります。今現在、金利の高いこの市場では賃貸価格の方がこれから新しく住宅購入をした場合の毎月の支払いよりも低い場合の方が多いです。ですが、落とし穴はそこにあります。  不動産価値上昇 以下が年々平均して上昇するとされる不動産価値です。賃貸価格:3% (2020年より2023年までの賃貸上昇は20%を超えます)不動産価格:6%カリフォルニアの法律でレントコントロールというものがあります。激しいインフレの中、テナントを守る法律なのですが、1年の更新時に、毎年5% + それに加えお住まいの地区の物価上昇率分(local inflation rate)、又は10%、どちらか低い方まであげることができます。つまり、同じアパートに長らく住んでいたとしても、最大10%の値上がりが毎年起こることになります。この数年は良い例で、ほとんどの賃貸が毎年値上がりし、私がサンディエゴに来た当時9年前は1ベッドルームのお部屋が$1000で貸し出されていましたが、現在の相場は1ベッドルームで安くて$2000ほど、高いエリアだと$3000ほどになります。 反対に、住宅購入している方の月々の支払額は下がることはあっても上がることはありません。もし、購入時よりも金利が下がれば、リファイナンス(金利組み換え)をして月々の金利支払額をさげることができます。つまり、長期的に見て住宅購入の方が確実にお得ということです。 ここで例を見てみましょう。住宅購入者は私の実際のお客様です。2019年にAさんは3ベッドルームの賃貸アパートを$2000ドル/月でレンタルしています。インフレが激しくなり、毎年2023年現在まで10%づつ賃料が増加しました。2020年:$2000 x 1.1 = $22002021年:$2200 x 1.1 = $24202022年:$2420 x 1.1 = $26622023年:$2662 x 1.1 = $2928という計算になります。 反対に、2019年に住宅購入したBさんの場合 (実例)$430,000の家を購入。月々の支払いが$2500 (固定資産税、金利、保険、全て込み)*当時は金利が低く、約3%2019年から2023年まで毎月の支払額は$2500で変わらず、2023年の引越しを機に住宅を、なんと$670,000で売却。4年間の間に不動産価値が240,000ドルも上昇し、不動産購入時と売却時の諸費用を含めても、約180,000ドルの利益です。4年間住んだ住宅の家賃を払うどころか、考え様によってはは毎月タダ住みで、短期間でこれほどの利益が出ました。 Aさんは毎月の支払額がBさんよりも低くスタートしましたが結果的にこの5年で合計$146,520を家賃に支払い、マイナスです。このように例を上げてみると、アメリカの賃貸 VS 住宅購入(ホームオーナーシップ)の違いがよくわかると思います。この数年は不動産価値が激しく上昇してしまったので、新しく2023年に賃貸物件を探さなければならない方は長年住んだアパートの賃料よりも、高価な賃料を払うことがほとんどです。Aさんと同じアパートでも2023年から新しく契約する方はおそらく$3500ほどが相場であると思います。 不動産市場は上がったり下がったりしながら徐々に上がっていきます。3年以上同じエリアに住む予定であれば、住宅購入を考えた方が良いと言えるでしょう。冬のホリデイシーズンが年間通して一番不動産市場が落ち込む時期ですので、これから近々家を買いたいと思っている方は良い機会だと思います。 長くなりましたが、いかがだったでしょうか?年々いろんなものが高くなるアメリカですが、不動産ほど良い投資はないと私は思っています。アメリカの不動産に関する質問やご相談はお気軽にお問い合わせください。 元木満里奈(モース)不動産エージェント・コンサルタントeXp Realty : DRE#02195871marinamotoki@gmail.com

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June 7, 2023

アメリカ不動産市場6月:家は買うべき?

金利が一度6%を下回ったこともありましたが、現在では数日前に7%を超える水準に戻っており、それにも関わらず販売物件の数は依然として少ない為多くの買い手が存在し、買い手にとっては厳しい状況が続いています。 では、現時点では家の購入はしないほうが良いのか?? いいえ、金銭的な余裕がある場合には、絶対に購入する方が良いです。現在の状況下で待ち続けても、アメリカの不動産市場は下落することはありません。実際、昨年の不動産市場が最も上がったピーク時から比べても、現在の不動産価格は上昇しています。2023年までには、不動産資産の増加率は5.5%から6%になると予測されています。 住宅ローン金利は数年の間に徐々に下落する見込みです。金利はインフレ率と密接な関連性があり、インフレ率が低下すれば金利も下落します。現在、インフレ率は下降傾向にありますので、金利が低下すれば、金利の組み換え(リファイナンス)によって、毎月のローン支払額を減らすことができます。通常、リファイナンスには$10,000から$15,000の費用がかかりますが、今年の年末までに家を購入すれば、今後5年以内のリファイナンスを無償で提供しているローンオフィサーの紹介もできますので、もし購入を検討されている方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。 金利が下がれば競争率も上がります。 そして金利が下がるのを待っている間に不動産価格は上昇します。 金利が下がるのを待つのであれば、今買って購入後にリファイナンスすれば良し。 最近、金利が1%程度上昇したため、多くの人が市場から離れています。競争率はまだ激しいですが、高金利を上手に活用すれば利益を得ることができます。 サンディエゴの不動産売買について、お気軽にご相談ください。 Marina Morse (Motoki) 不動産コンサルタント eXp Realty DRE#02195871 marinamotoki@gmail.com

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